兵庫県は20日、新型コロナウイルス特措法による休業要請で、インターネットカフェが利用できなくなり、寝泊まりする場所に困っている人に対し、県営住宅を無償提供すると発表した。同法に基づく緊急事態宣言が発令されている5月6日まで利用できる。
提供する住宅は、毛布など寝具を備え、光熱費や水道代、家賃は無料。県内のネットカフェを利用できなくなった人が対象で、宿泊利用していたことが分かるレシートなどを提示する。
神戸、加古川、姫路市の3カ所に5戸を確保しており、利用者ニーズに応じて100戸まで拡大する。緊急事態宣言の対象期間が延びれば、終了日まで延長する方針。
兵庫県内では、尼崎市が日額2千円で同様の取り組みを行っている。
申し込みは、県住宅管理課TEL078・230・8459(平日午前9時~午後5時半)へ。
(藤井伸哉)
【記事特集】新型コロナウイルス