兵庫県教育委員会はこのほど、県内の幼稚園や保育所などに通う3~5歳児の親子を対象に、乳幼児期の育ち方や発達に応じた関わり方などを記した親子ノート「すくすく ひょうごっ子」を作製した。子どもの成長を書き留めるスペースもあり、担当者は「子育ての悩みを解消しながら、子どもとの関係を見つめ直す一冊になればうれしい」と話している。(斉藤絵美)
「どうしてそんなに走り回るの?」「幼稚園や保育所でやっている表現遊びってどんなもの?」
乳幼児期の保護者が抱く子育ての疑問に、子どもの発達のプロセスを紹介しながら、家庭での関わり方や、幼稚園、保育所などで実践している手法などを紹介している。誕生日ごとに身長や体重、メッセージを書くところや、「自信をもってするようになったこと」、「この夏 夢中なもの」など季節ごとに子どもの成長を記入する欄もある。
家庭と幼稚園、保育所などが連携して子どもを育ててもらおうと、大学教授や幼稚園長、保護者らの意見を聞きながら、県教委が作製した。
担当者は「子育てに困ったとき、このノートに何かヒントが書いてあるはず。子どもの成長を振り返りながら、子育てを楽しんでほしい」と話している。
A5判、80ページ。13万2千部を作製し、幼稚園や保育所などを通じて配布している。









