関西電力の役員らによる金品受領問題を受け、主要株主の神戸市は27日、経営や事業に関する情報の原則開示などを求める株主提案の2議案を同社に提出する、と発表した。株主の大阪市、京都市との共同提案で、6月の株主総会に提案される見通し。
2議案は、いずれも定款の一部変更を求める内容。経営の透明性を確保するため、経営や事業に関する情報を原則全て開示することを明確に示すとともに、取締役の報酬に関する情報についても個別に開示する必要性を訴えている。
神戸市は関電株の約3%を保有し、自治体では大阪市に次ぐ2番目の主要株主。(石沢菜々子)