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「HPACすみれの花咲く頃プロジェクト」の動画の一場面(ユーチューブから)
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「HPACすみれの花咲く頃プロジェクト」の動画の一場面(ユーチューブから)

 世界的な指揮者佐渡裕さんと「共演」しませんか? 兵庫県立芸術文化センター(HPAC、西宮市)は、コロナ禍のため自宅で過ごす人に向け、佐渡芸術監督の指揮で、同センター専属の管弦楽団メンバーらによる「すみれの花咲く頃」の演奏動画を公開した。動画に合わせて演奏する市民の映像投稿も呼び掛け、応募作を管弦楽団と共演する形に編集する。(網 麻子)

 「HPACすみれの花咲く頃プロジェクト」と題し、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿した。

 同センターは緊急事態宣言に伴い、5月6日まで臨時休館。専属の兵庫芸術文化センター管弦楽団も、集まって練習ができない。しかし、こんなときこそ笑顔と元気を届けたいと、企画した。

 曲の原題は「再び白いライラックが咲いたら」。春の花・ライラックが咲き、コロナ禍が収まったら、みんなで音楽を楽しもうという思いで、佐渡さんが選んだという。

 演奏には団員ら約50人が参加した。佐渡さんが同センター大ホールで指揮を収録。管弦楽団のメンバーらは自宅で演奏風景をそれぞれ撮影し、同センター舞台技術部のスタッフが編集した。別々に弾いているが、息はぴったり。犬や猫が登場するなど遊び心も。

 今月公開し、市民から寄せられた動画は約70件。参加者は子どもから大人までと幅広く、歌ったり踊ったりしているほか、リコーダーやマンドリンなどの楽器演奏と多彩だ。管弦楽団との共演の形にして「コーラス&ダンスバージョン」など3本の動画を公開した。元宝塚歌劇団の嘉月(よしづき)絵理さんらが登場している。

 佐渡さんは「終息を願って演奏します。芸術文化センターは、どんなときもみなさんの心の広場でありたい」とコメントしている。

 詳しくは同センターのホームページへ。

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