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「厚揚げで酢豚風」。厚揚げを使って風味とボリュームをアップ
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「厚揚げで酢豚風」。厚揚げを使って風味とボリュームをアップ
写真【1】厚揚げでボリュームアップ。厚揚げを使うことで、揚げずに手軽に作れてボリュームもアップ
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写真【1】厚揚げでボリュームアップ。厚揚げを使うことで、揚げずに手軽に作れてボリュームもアップ
写真【2】豚肉が味にコク。薄切りの豚肉を使って、味にコクをプラス
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写真【2】豚肉が味にコク。薄切りの豚肉を使って、味にコクをプラス
写真【3】大豆にレシチン。大豆に含まれるレシチンは脂質の一種で脳の神経伝達物質合成に欠かせない。厚揚げと豚肉で植物性と動物性の両タンパク質が取れる
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写真【3】大豆にレシチン。大豆に含まれるレシチンは脂質の一種で脳の神経伝達物質合成に欠かせない。厚揚げと豚肉で植物性と動物性の両タンパク質が取れる
宇佐美眞・甲南女子大学教授
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宇佐美眞・甲南女子大学教授

 病気ごとのレシピや予防法を紹介する「医師おすすめ! お手軽健康レシピ」。シリーズ「認知症」の第3弾のメニューは、「厚揚げで酢豚風」です。また医師による解説は、認知症予防のための食事がテーマです。(記事・篠原拓真、写真・斎藤雅志)

<材料(2人分)>

厚揚げ 1丁

豚肉 50グラム

ナス 1個

ニンジン 1/2本

ピーマン 1個

タマネギ 1/2個

サラダ油 大さじ1

片栗粉 小さじ1/2

水 小さじ1

A 砂糖 大さじ1

  酢 大さじ1

  濃い口しょうゆ 大さじ1/2

  トマトケチャップ 大さじ1

  鶏ガラスープのもと 小さじ1

(別のスープのもとでも代用可)

  水 50cc

<つくりかた>

1 厚揚げは一口大に切り、湯をかけて油抜きする=写真【1】。

2 ニンジンは小さめの乱切りにし、ゆでる(電子レンジの場合は500Wで約2分加熱)。

3 豚肉は一口大に=写真【2】、ピーマンとタマネギは乱切りにする。

4 ナスも乱切りにし、水にさらしておく。

5 トマトケチャップなどの調味料を混ぜ、Aを作る。

6 フライパンにサラダ油を熱し、豚肉とナス、タマネギ、ニンジンを炒める。

7 ナスに火が通ったら、厚揚げとピーマンを加え、満遍なく火が通れば、Aを加えて加熱する=写真【3】。

8 水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、皿に盛り付ける。

■魚やオリーブ油地中海食が理想/宇佐美眞・甲南女子大学教授

 認知症予防と栄養に関する研究は進んでいますが、現時点で全員に当てはまる食事類型は見つかっていません。しかし、取り入れると効果的とされる食品は分かり始めてきました。

 理想的とされるのが「地中海食」です。スペインやイタリアなどの地中海沿岸の国々で食べられている伝統的な食事で、欧米の研究では、認知症の発症リスクが33%低下するというデータもあります。

 食事の内容は、穀物(全粒粉)▽野菜▽果物▽魚▽鶏肉▽オリーブオイル▽ナッツ▽豆類▽乳製品-に適量のワイン。乳製品が少なく、塩分が多いという面を除けば、和食も効果的と考えられます。

 青魚に含まれる多価不飽和脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)は、体内で合成できない必須脂肪酸で、脳の神経細胞の働きを促し、脳機能維持には大切です。オリーブオイルも一価不飽和脂肪酸を豊富に含みます。

 1回目(2月掲載)で、アルツハイマー型認知症の原因物質「アミロイドベータタンパク質」を説明しました。このアミロイド-の蓄積を減らす可能性が高いとされるのが、ワインやオリーブオイル、果物などに含まれるポリフェノール。抗酸化作用があり、緑茶に含まれるカテキンもポリフェノールの一種です。

 突然、地中海食と言われても難しいでしょう。これまで紹介してきたレシピも、実は地中海食を参考に考えています。魚料理の回数を増やしたり、オリーブオイルに変えたりすることから始めてみましょう。

◇協力 甲南女子大学、管理栄養士 東根裕子さん、戸田明代さん、藤井映子さん、吉原勢津子さん

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