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開店を待っていた客が一定の間隔を空けながら次々と入っていくパチンコ店=1日午前、神戸市灘区(撮影・吉田敦史)
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開店を待っていた客が一定の間隔を空けながら次々と入っていくパチンコ店=1日午前、神戸市灘区(撮影・吉田敦史)

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく兵庫県の休業要請に応じず、1日に全国初となる休業指示を出された神戸市内のパチンコ店3店舗は、指示が出た後も営業を続けた。近隣住民からは「感染爆発がいつ起きるか」と不安の声が上がる一方、行政の強い措置を警戒する意見も聞かれた。

 阪神電鉄新在家駅前の「フェニックス新在家」(同市灘区)は、自転車や車、駅から徒歩で来店する利用客であふれていた。兵庫県明石市の会社員男性(48)は「行きつけのパチンコ店は閉まっているが、ここが開いていると県の公表で知った」と電車で訪れたという。

 近くに住むパート女性(50)は「遠方から来る人も多くいて、パチンコ店だけでなく近くの駅やスーパーも危険に感じる」と話すが、休業指示は「多分効かないだろう」と話す。灘区内に住む男性(65)は「皆が一丸となって外出を控えたり店を休んだりしているのに、抜け駆けをして許せない。休業指示は当たり前」と語気を強めた。

 一方、近くで居酒屋を営む女性は「要請から強制になってきている。補助金は実感がないし、店を続けたい理由も分かる。魔女狩りのようで怖い」と声を落とした。

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