兵庫県や神戸市などは3日、新たに10歳未満~50代の男女12人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも容体は安定しているという。うち3人は神戸赤十字病院(同市中央区)に勤務する看護師。またPCR検査の陰性をはさんで2度目の陽性となるケースも発表された。同市では初めてという。県内で確認された感染者は計667人となった。
同市によると、看護師は20代2人と50代1人で、いずれも感染症患者らを受け入れる病棟に勤務していた。また市は、これまでに発表した感染者のうち、同病院の入院患者2人が含まれることも公表した。
そのうち70代の男性患者は、症状が安定して2度の検査で陰性となり4月29日に退院後、今月1日に39度台の熱が出て、2日に再び陽性と判定されたという。
同病院での感染者は計31人になった。看護スタッフを確保するため、内科系の1病棟(50床)を当面の間、閉鎖する。
また県によると、川西市で3人の未就学児を含む計5人の感染が判明。5人はいずれも、すでに感染が公表された同市の10代女性と50代女性の両方と濃厚接触していた。このほか、尼崎市でも1人の感染が判明した。(まとめ・堀内達成)
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