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「母の月」をPRするポスターが掲げられた生花仲卸店。色とりどりのカーネーションが並ぶ=姫路市御国野町、姫路生花卸売市場
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「母の月」をPRするポスターが掲げられた生花仲卸店。色とりどりのカーネーションが並ぶ=姫路市御国野町、姫路生花卸売市場

 一年で花の需要がピークの一つになる「母の日」。今年は10日がその日だが、異例のコロナ禍を背景に日本花き振興協議会(東京)が独自のキャンペーンに乗り出している。題して「今年の5月は『母の月』」。この1カ月を丸ごと母に感謝を伝える期間と位置付け、花を贈る時期を分散させようという試みだ。兵庫県内の生花店も会員制交流サイト(SNS)などを通じて取り組みを発信している。

 例年、母の日には店頭が混雑して「3密」が生じやすく、配送業者への負担も集中する。そこで企画されたのが今回の分散キャンペーン。全国の業界9団体でつくる同協議会が農林水産省の協力を得て4月下旬に打ち出した。

 取り組みの背景には、コロナ禍で落ち込む花業界を下支えする狙いもある。歓送迎会や入学式・卒業式の中止に加え、冠婚葬祭の縮小も続き、打撃は深刻化している。同協議会によると、4月の生花取引量は全国で3割近く減少。産地では出荷調整のため廃棄する動きもあるという。

 同協議会は「母の日は歴史あるイベントなので形は変えたくないが、状況が厳しい。期間延長で、幅広い花に目を向けてもらう機会にもなれば」。

 兵庫県内の生花店もSNSなどで「月末まで注文を受け付けます」と呼び掛けたり、これから旬を迎える花としてバラやシャクヤクを紹介したりとPRに力を入れる。

 一方、姫路市の姫路生花卸売市場によると、定番のカーネーションの需要は当初こそ低調だったが、10日が近づくにつれて、インターネットによる注文が伸びてきた。5月1週目の取扱量は計46万本に達し、昨年に肩を並べる水準という。

 同市場の畑崎直樹常務(58)は「連休中も帰省を控えた人が多く、会えない分、感謝の気持ちを花に託したいという人が多いのではないか」と分析している。(小林良多)

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