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大手前大現代社会学部の武藤麻美准教授
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大手前大現代社会学部の武藤麻美准教授

 新型コロナウイルスの影響で夫婦が自宅で過ごす時間が増え、ストレスやあつれきから「コロナ離婚」が増えるとの懸念が広がる。危機を防ぐ方法を、大手前大(兵庫県西宮市)現代社会学部の武藤麻美准教授(心理学)に聞いた。(佐藤健介)

 武藤准教授によると、コロナ禍の影響を受けやすいのは、家事と育児の比重がどちらかに偏っていたり、個人の時間と空間を欲していたりする夫婦。潜在的な葛藤が、外出自粛などで浮き彫りとなるという。

 最大の対策は「家事や育児の分担について踏み込んで話し合うこと。性別役割に対する態度は容易には変化しないが、互いの考えを尊重し可能な限り歩み寄ってほしい」と助言する。

 その際、「私」を主語にして「私は○○してくれたらすごく助かる」などと、やんわり伝えるのがこつだ。

 また「別々の空間や時間で自分のペースやリズム、世界を確保すれば、精神的に安定する」とも。「時間を決めてリビングやダイニングに集まり、その他は自分の部屋で過ごすのもよい」

 簡単なリフレッシュ法として、ベランダやバルコニーで日光に当たる▽目を閉じてゆっくり深呼吸する▽イヤホンで音楽を聴いたり映画やドラマを鑑賞したりする-などがあるという。

 テレワークでは「精神的に余裕を持てる職場環境が望ましい」と話す。家族の問題を気軽に相談できる自治体窓口の拡充も求めた。

 とにかく夫婦がじっくり向き合うこと。「よく話す姿勢が身に付けば、家族全体のコミュケーション力も高まる。コロナを機に絆を深めてほしい」と期待する。

【むとう・まみ】1981年大阪市生まれ。大阪大大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。専門は社会心理学と精神保健福祉。公認心理師や精神保健福祉士、社会福祉士の国家資格も持つ。

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