兵庫県の休業要請解除を受け、県内各地の主な美術館や博物館、劇場、映画館などの文化施設は開館日、今後の休館期間などを改めて公表した。一方、商業施設は全面再開に向けて動きだした。(まとめ・三島大一郎、津谷治英)
美術館・博物館では、神戸市立博物館など同市内の4施設が十分な感染防止措置を講じたうえで19日から開館。香雪美術館も23日に開幕するコレクション展から再開する。県立美術館など神戸や姫路の県立施設は、3密(密集、密接、密閉)の回避が難しいとして6月以降に先送りされた。
劇場・会館は県立の施設が休業を継続。一方でたつの市内の2施設は19日から、市民限定で会議室の貸し出し業務を定員を半数以下にして行うなど一部で再開する。感染者の少ない西播磨、丹波の施設も今後の国や県の再評価をにらみ早期再開を検討する。
映画館は休業要請を解除されたが、上映作品の調整、広報の準備などがあり、当面休館とした。
一方、商業施設は、つかしん(尼崎市)が一部店舗を除き、18日から、御影クラッセは21日から、ミント神戸が25日からの全面営業再開を決めた。また、イオンモールは県内の施設について「再開に向けて調整を続けている」とし、期日が決まり次第、ホームページで公開するとしている。
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