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「ブルーストッキングの女たち」で松井須磨子を演じた森万紀
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「ブルーストッキングの女たち」で松井須磨子を演じた森万紀

 関西の優れた俳優に贈られる「第22回関西現代演劇俳優賞」の受賞者4人がこのほど決まり、兵庫県立ピッコロ劇団(尼崎市)の森万紀が女優賞に選ばれた。

 同賞は関西の劇評家でつくる現代演技論研究会が、関西演劇界の活性化につなげようと1998年から実施している。今回は2019年の作品を対象とし、女優賞2人と男優賞1人、成長著しい若手に奨励賞1人を選んだ。

 森は昨年10月に上演された同劇団の「ブルーストッキングの女たち」で松井須磨子とノラ役を好演。「自分らしく生きるために、社会の規範や制度に真っ向から挑む女性像を活写」したと評価された。

 森は関西学院大在学中にピッコロ演劇学校で学び、1998年から同劇団で活動。「今、女の私が舞台に立てているのは、須磨子を筆頭に無数の女優が身体をはって社会の価値観を変えたおかげ。その『女優』の役で賞をいただけてとても嬉しい」と喜びの声を寄せた。(溝田幸弘)

 ほかの受賞者と作品は次の通り。

▽女優賞 水谷有希、「女殺油地獄逢魔辻(エイチエムピー・シアターカンパニー)」

▽男優賞 鈴村貴彦(南河内万歳一座)、「唇に聴いてみる」▽奨励賞 松原佑次(遊劇舞台二月病)、「海のホタル」

 

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