新型コロナウイルス感染拡大による施設への休業要請の一部解除を受け、神戸市内では18日、市立施設の一部が営業を再開した。
同市中央区の日本庭園「相楽園」は4月10日以来、約40日ぶりに再開した。休園中は職員が落ち葉の清掃やトイレの消毒を続けてきた。乾高彰園長によると、毎年大型連休中に人気を集めるヒラドツツジは例年より早く開花し、ひっそりと見頃を終えたという。
この日は午前9時の開門直後から数組の親子が訪れ、新緑の景観や芝生の感触を楽しんだ。1歳6カ月の男児を連れて「一番乗り」した同市中央区の保育士の女性(29)は「外出自粛中は開放感を味わえなかった。息子もいっぱいの緑を喜んでくれた」。乾園長は「こんな時期だからこそ、訪れた人の心が安らぐ空間となれば」と話している。(竹本拓也)
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