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タブレット端末(手前)を使ったオンラインレッスンを始めた建部礼子さん=神戸市長田区
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タブレット端末(手前)を使ったオンラインレッスンを始めた建部礼子さん=神戸市長田区
タブレット端末に映し出された生徒の演奏の様子。画面を通じて、表情や指の動きなどをアドバイスする(建部礼子さん提供)
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タブレット端末に映し出された生徒の演奏の様子。画面を通じて、表情や指の動きなどをアドバイスする(建部礼子さん提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国各地の音楽教室で休講が相次いでいる中、オンラインでのレッスンの動きが広がっている。ビデオ動画などを通じ、生徒らに音や指使いなどを細かくアドバイス。マスクをせずに済み、互いに表情が伝わる▽生徒が自分の演奏する姿を見られる▽集中力が増す-など利点も生かしながら、対面での指導に近い環境を整えようと、創意工夫を凝らしている。(佐藤健介)

 「おしとやかに、お上品に弾いてね…オッケー!」

 神戸市長田区のピアノ教室。講師の建部(たてべ)礼子さん(43)がタブレット端末に呼び掛ける。無料通信アプリ「LINE(ライン)」のビデオ通話機能で、淡路島に住む生徒らの自宅などと中継。あらかじめ演奏する姿を録画して送ってもらい、的を絞ってアドバイスを送る。

 「先生がそばにいなくても、わかりやすかった」と兵庫県洲本市立洲本第三小学校3年の女児(8)は満足そう。蒼開中学校2年の女子生徒(13)は「レッスンがないと自分流になりがち。先生の意見を聞けるのがいい」と張り切る。

 神戸の教室に加え、洲本市の実家で小中高校生ら約20人を教えていたが、コロナ禍で2月末から中止に。集大成となる発表会も開催のめどが立たない上、ピアノ伴奏を担当する卒業式が取りやめになった生徒もいるという。

 オンラインレッスンは5月から。会員制交流サイト(SNS)でつながる音楽仲間の事例も参考にした。

 「マスクをしなくていいので、どんな表情で弾いて曲のイメージを表現するのか、アドバイスしやすい。画像で生徒が自らの演奏を客観視できる」と手応えを感じた様子。「ピアノが好きな心にぽっかり穴があいてしまわないように。収束したら、そばでレッスンを楽しみたい」と願う。

 全日本ピアノ指導者協議会によると、オンラインレッスンには、ライン、Zoom(ズーム)、スカイプなどのビデオ通話機能で指導▽演奏動画を送ってもらい、上達のポイントを返信-といった手法がある。

 講師が音色をじっくり聞けず、演奏中の生徒に声を掛けにくいという課題もある。だが、同会広報は「生徒は画面越しの指示をよく聞こうとし、集中力が増す」とメリットも挙げ、「アドバイスをカードに書いて示すなど、指導を目で見やすくすれば、さらに効果が上がる」と工夫点を示す。

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