新型コロナウイルス特措法に基づく兵庫県への緊急事態宣言が解除されたことを受け、同県の加古川市は21日、対策本部会議を開き、休館していた市立施設を23日から順次、開館することを決めた。施設の利用には、マスクの着用や発熱チェックなどの対策を取ることを条件とする。
今回の適用期間は31日までとし、全国の緊急事態宣言の発令状況を見定め、再度検討する。
図書館や公民館などの市立施設は、準備が整い次第、開館するという。
保育所や認定子ども園、児童クラブ(学童保育)で、やむを得ない場合に限って子どもを受け入れる「特別保育」は30日まで続け、6月1日から通常に戻す方針。
市制70周年記念式典や加古川マラソンなど市主催のイベントは、年内は原則中止や延期とする。会合や審議会などについては、屋内が100人以下、屋外は200人以下などの条件を満たせば開催を認める。
出勤者を削減するために実施していた市職員の在宅勤務は、5月22日で終了する。
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