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 新型コロナウイルスの長期化で、心の不調を感じる人が少なくない。自粛生活で親子や夫婦関係が密接になり、いら立ちも募りがち。不安やストレスを和らげ、心身を健康に保つ方法を、公認心理師でJR神戸駅前でカウンセリングルーム「研心音」を運営する中村大輔さん(36)に聞いた。(津田和納)

 -普段と異なる生活を強いられる中、心身に不調を感じる人も多い。

 まずは自分の心理状態を知るために、ストレスチェック=表=をしてみよう。不眠や食欲不振のほか、心から何も楽しめない項目にあてはまると、うつ状態になっているといえる。言動の荒さや、過食、飲酒量の増加はイライラの兆候で、自制の利かない状態に陥っている。

 -相手へのいら立ちを感じた時、どうすれば。

 相手への怒りの感情は、白黒つけようとし過ぎたり、「こうあるべき」という理想を押しつけたりすると生じる。イライラしてしまう時には、深い呼吸をして、相手と距離を取ってみることも有効。相手がなぜそのような言動をしたのか、別の視点で捉えることで心に余裕が生まれる。相手がいら立っている時は、感情にのみ込まれないよう、心を透明な感覚にして均衡を保とう。

 -終わりの見えない生活に、子どもから大人まで不安を感じている。

 未知の経験に対して、不安になるのは自然なこと。今は心身を休ませ、自分の感情と上手に付き合っていく時だ。今、自分に何ができるのかを考え、身近なことに取り組んでいく中で肯定感が生まれ、前向きな気持ちになれる。今は在宅の時間が長い人も多いはず。この機会に生活を見直してみてはどうだろう。精神の充実は、五感を満足させることにある。手の込んだ料理を作るのもいいし、音楽や映画を楽しんだり、アロマオイルを入れたお風呂にゆっくりつかったりしてもリラックスできる。

 -代わり映えしない自粛生活に飽き、充実感のない人も多い。

 「今日は何をしたかな」と1日を振り返り、短い日記を書くのはどうだろう。運動や掃除など目標を決めて、ゴールまでのチェックリストを段階的に設定し、達成度を確かめるのもいい。ただし、やり過ぎや達成できない自分を責めることは禁物。

 -心身に不調を感じたら、どうすればいいのか。

 まずは家族や友人など、身近な信頼できる人に相談を。気持ちが落ち着くまで話をしてみてください。心身の不調を自分で見極めるのは難しい。ストレスチェックを活用し、不安な気持ちが続く時はカウンセラーなどに相談を。厚生労働省はインターネット上でチャット形式の相談窓口を開いて対応しています。

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