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何種類にも上る物品の数々=神戸市内(提供、画像を一部加工しています)
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何種類にも上る物品の数々=神戸市内(提供、画像を一部加工しています)
新型コロナの高い感染リスクの中、重度障害者の緊張の日々が続く=神戸市内(提供、画像を一部加工しています)
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新型コロナの高い感染リスクの中、重度障害者の緊張の日々が続く=神戸市内(提供、画像を一部加工しています)

 新型コロナウイルスに感染すれば重症化する危険が高い、胃ろうや呼吸器装着などの医療的ケアが必要な重度障害者が使う器具の交換部品について、介護する兵庫県の家族らが郵送で購入できるよう求めている。オンライン診療は始まったものの、部品購入には原則、病院での受診が条件となる。感染回避のため、外出や人との接触を避けたい家族らは「通院は命がけ。リスクを減らすため、医療機関は郵送に協力してほしい」と訴える。(鈴木久仁子)

 たんなどの吸引や栄養補給のための胃ろう、導尿などの医療的ケアは、いずれも欠かせない処置ばかりだ。新型コロナで特別支援学校や介護施設も休みとなり、多くの場合、家族が24時間態勢でこれらのケアを担う。重度心身障害の男児(7)を育てる神戸市の母親は「母子家庭で、親子どちらかが感染してもアウト。息子は症状が重く、他人に介護してもらうのも難しい」と不安を漏らす。

 気管切開し呼吸器を着けた7歳児の保護者は「オンラインや電話の診療が始まっても、『交換するための部品は直接病院に取りに来て』と言われた」と話す。これらの部品などは、多い人では1カ月分で30キロにもなるという。子どもが筋ジストロフィーで胃ろうをする保護者も「コロナ禍の中でも、器具や物品の補充は不可欠。外出リスクや重量の問題もある。ぜひ郵送を」と切実な思いを明かす。

 医療機関にも、同様の要望が相次いでいるという。兵庫県立こども病院(神戸市中央区)は一部で郵送を始めたが、「安全面からあくまでも対面診療が原則」とする。一方で「一律の郵送はできないが、症状が安定していて、主治医の許可があり、複数の科を受診していない人から、まずは郵送を始めている。少しずつ拡大したい」と説明する。

 だが重度障害者の場合、複数の疾患や障害があるケースも多く、保護者らからは「病院の言う条件の人は少数」と指摘する声も上がる。「神戸市重度心身障害児(者)父母の会」の井関宏美さんは「親は外部との接触を最低限に抑えてぎりぎりの奮闘が続く。器具や部品の郵送の可否には、子どもの命がかかっている。緊急事態宣言解除で郵送への動きを止めないようにしてほしい」と話している。

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