任期満了に伴い、11月8日に告示、同15日に投開票される兵庫県丹波市長選に、現職の谷口進一氏(67)が再選を目指して立候補する意向を固めたことが26日、分かった。既に一部の支援者には伝えており、近く正式に表明する見通し。
神戸新聞社の取材に、谷口氏は「1期4年間は短く、政策は完結していない。やり遂げるため、立候補を前向きに考えている」と述べた。旧氷上郡6町の均衡ある発展に向け、都市部から人を呼び込む道の駅や、博物館の整備などに意欲を示した。
谷口氏は丹波市柏原町出身。神戸大法学部を卒業後、兵庫県庁に入り、但馬県民局長や農政環境部長を歴任。県の第三セクター「夢舞台」(淡路市)の社長や会長を務め、2016年の丹波市長選で初当選した。
同市長選で立候補の意向が明らかになるのは初めて。市議の間で立候補に向けた動きがある。(藤森恵一郎)









