上方落語の定席「神戸新開地・喜楽館」(神戸市兵庫区)は、5月末までとしていた休館を7月5日まで延長すると発表した。(金井恒幸)
運営協力する上方落語協会(大阪市)が6月末まで主催公演を中止したことや、新型コロナウイルス感染防止のため座席数を変更した場合、採算性が取れるかなどを慎重に見極めたいのが主な理由。同館は「7月11日は開館2周年なので、状況が許せばそれまでには再開したい」とする。
同館は3月3日から昼席公演を中止しており、約4カ月間ほぼ収入がなくなる。「維持管理費などで財政が切迫している」とし、新たな寄付制度「喜楽館タニマチ」を始めた。1万円で100枚のタニマチ名刺がもらえ、1枚あれば持ち主を含む5人まで昼席公演(当日2800円)が2千円に割り引きされる。詳細は新開地まちづくりNPO・TEL078・576・1218









