新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休校が続いたが、兵庫県内の学校も6月からの本格的な再開が見えてきた。神戸市須磨区の啓明学院中学校・高校は、教員の飛沫(ひまつ)が飛ばぬよう、教卓をアクリル板で囲って授業に備えている。
教室での感染防止策として、美術教諭が手作業でアクリル板をコの字形に加工した。約50個を作り、中高の全教室に置いたという。授業に熱が入って、「つい」とならぬよう教員はマイクも着用する。
分散登校を経て、同校は6月15日からの通常授業を予定している。生徒が校舎に帰ってくる新しい日常に向けて、教育現場も模索が続く。(鈴木雅之)
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