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洲本市で見つかったヘスペロルニス類の骨(田中公教さん提供)
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洲本市で見つかったヘスペロルニス類の骨(田中公教さん提供)
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 兵庫県三田市の県立人と自然の博物館は5日、同県淡路島に分布する和泉層群(洲本市)で、後期白亜紀に絶滅した海鳥「ヘスペロルニス類」の化石が見つかった、と発表した。白亜紀末期(7200万年前)の海の地層から、同海鳥の骨の化石が見つかったのはアジアで初めて。この時期に北半球の広範囲で水陸問わず生息していたことが確認され、研究者は「生物の多様性を示唆する貴重な化石」と評価する。

 化石は左すね部分とみられる骨約12センチ。同県相生市の化石愛好家、桔梗照弘さんが2004年に発見し、丹波市職員で同市立丹波竜化石工房の田中公教さん(33)と、人と自然の博物館研究員が調査を続けていた。

 ヘスペロルニス類は歯がある飛ばない海鳥で、元々は海に生息していたが、陸地を好むようになったという。田中さんによると、大きさはニワトリほどから、大人の身長を超えるものもある。今回発見されたのは体重5キロほどの未成熟な個体とみられる。

 白亜紀末期の地層からは、北米では陸と海の両方で見つかっていたが、アジアでは陸でしか発見されていなかった。

 田中さんらはこの発見を論文にまとめ、国際学術雑誌に投稿。4月に受理された。田中さんは「(骨のごく一部という)小さな発掘が、世界的な発見につながったケース」と話す。

 同館は6月12日~8月31日、ヘスペロルニス類の化石と論文などを展示する。入館料(高校生以下無料)が必要。同館TEL079・559・2001

(斉藤絵美)

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