新型コロナウイルス感染が早期に終息するよう願いを込め、神戸市中央区の湊川神社に6日、直径3メートルの茅の輪がお目見えした。30日の夏越しの大祓まで茅の輪をくぐることができる。今年は境内の密集を避けながら、より多くの人に参拝してもらうため、例年より約3週間早く設置された。
茅の輪くぐりは、大きな茅の輪を8の字形にくぐることで汚れを清め、悪疫退散や無病息災を祈る。新型コロナ感染症が広がった今年は、初めて直径約8センチの「茅の輪守り」も用意され、参拝者に授与される。
2月に誕生した長男のお宮参りで訪れた女性(31)=大阪市=は「子どもの健康を願いました。コロナのせいで長男も他県の祖父母に会える機会がなかったので、災いがなくなってほしいですね」と話していた。(中西幸大)
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