将棋の里見香奈女流王位(28)=清麗、女流名人、倉敷藤花=に加藤桃子女流三段(25)が挑む第31期女流王位戦5番勝負(神戸新聞社主催)の第2局が9日、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。
第1局で勝利した里見が第2局も制して防衛に王手をかけるか、加藤がタイに戻すか。午前9時、立会人の中田功八段の合図で、先手番の加藤が初手を2六歩と指した。
里見は5二飛(8手目)と中飛車に構え、加藤は9八香(31手目)から穴熊に囲う。先後は逆だが第1局と同じ居飛車穴熊と中飛車の戦型になった。加藤が3七桂(39手目)と跳ねたのに対し、里見は3五歩(40手目)と突き、駒がぶつかった。
中田八段は「互いに指し慣れた戦型。攻めか守りの分岐点で里見女流王位は攻めを選び、これから本格的な戦いになる」と話した。
持ち時間は各4時間で、9日夜までに決着する見込み。対局の模様は神戸新聞NEXTでも中継している。
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