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空っぽの牛乳瓶。ほとんど廃棄したが、2ケースだけ記念に置いてある=尼崎市浜2、昭和乳業
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空っぽの牛乳瓶。ほとんど廃棄したが、2ケースだけ記念に置いてある=尼崎市浜2、昭和乳業
紙パック牛乳の準備が整うまで、乳飲料が提供される=15日午後、尼崎市南七松町1、七松小学校
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紙パック牛乳の準備が整うまで、乳飲料が提供される=15日午後、尼崎市南七松町1、七松小学校

 兵庫県内の多くの学校で給食が再開した15日、尼崎市立の小学校で県内で唯一残っていた「瓶牛乳」が提供されなくなった。新型コロナウイルスの感染拡大で休校が長引く中、納入業者が経営危機に陥り、生産ラインが維持できなくなった。全国的にも少数派だった瓶牛乳にコロナ禍が直撃し、兵庫の学校給食から姿を消した。(大田将之)

 県牛乳協会(神戸市中央区)によると、割れやすく、重い瓶を使う学校は減少傾向にあり、県内では2011年から尼崎市立の小学校だけ。農林水産省によると18年度は全国で約19%にとどまり、約81%が紙パックを使っている。

 尼崎市内の給食用牛乳は老舗の「昭和乳業」(同市浜2)が一手に引き受けてきた。「コロナは大打撃だった」と溝下順一社長。休校で月の売り上げはゼロになり、約20人いた従業員は大半が退職した。稼働を止めた製造ラインは故障し、再稼働が難しくなった。

 「無理に修理しても、いつ第2波で休校するか分からない」。5月初旬、市に苦渋の決断を伝えた。工場に残った約7万本の空き瓶はほぼすべて廃棄。契約が残る来年3月末までは他社の紙パック牛乳を仕入れて納入する予定だが、「その後は決めていない」。

 市立七松小6年の児童(12)は「瓶の方が冷たくておいしいし、飲みやすい。なくなるのは寂しい」と話した。

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