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宝塚市の中川智子市長に調査内容を答申する市いじめ問題再調査委員会の春日井敏之委員長(右)=22日午前、宝塚市末広町(撮影・村上貴浩)
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宝塚市の中川智子市長に調査内容を答申する市いじめ問題再調査委員会の春日井敏之委員長(右)=22日午前、宝塚市末広町(撮影・村上貴浩)
再調査委員会の報告を受けた遺族代理人の会見に置かれた女子生徒の似顔絵。14歳の誕生日にケーキの火を吹き消す姿という
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再調査委員会の報告を受けた遺族代理人の会見に置かれた女子生徒の似顔絵。14歳の誕生日にケーキの火を吹き消す姿という
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 兵庫県宝塚市で2016年12月、市立中学2年の女子生徒=当時(14)=が飛び降り自殺した問題で、同市による再調査委員会(委員長=春日井敏之・立命館大大学院教授)は22日、女子生徒が同年9月末ごろから集中的に、部活動やクラスで同級生9人から無視や陰口などのいじめを受けていたなどとする調査報告書を公表した。いじめの認定件数は、当初経緯を調べた市教育委員会の第三者委員会が認定した4件の6倍超の25件に上り、自死と強い関連性があると結論付けた。

 調査内容の詳細が公表されたのは今回が初めて。

 この問題を巡っては、市は当初、第三者委員会に調査を諮問。18年7月に報告書が答申され、同10月に改訂された。だが遺族はいずれも「実態解明が不十分」とし、再調査を求めていた。

 再調査委の報告書によると、女子生徒へのいじめは16年9月ごろから亡くなるまで続いた。所属する運動部やクラスでの無視や暴言、陰口などに加え、ボールをぶつけるなどのいじめがあった。同年12月には女子生徒からのLINE(ライン)が冷たくあしらわれ、謝罪文を笑われるなどした。亡くなる前日には「もう死ぬ。生きる意味がない」とノートに記述した。同委は「いじめによって自死したことは明らか」とした。

 同じ部活動では1年前から、女子生徒以外の部員に対するいじめが計22件あったことも再調査委の報告で初めて明らかになった。

 だが、学校側の対応はなされておらず、再調査委の春日井委員長は「SOSは出ていた。指導放棄としかいえない」と厳しく批判した。

 また、第三者委についても「独立性、中立性を意識するあまり、遺族との連絡調整のプロセスで丁寧さを欠いた」と指摘した。

 遺族は代理人弁護士を通じ「前回の調査と比較にならないほど充実した内容。教員一人一人の意識改革、資質向上、学校システム全体の改革が私たちの切実な願い」とコメントした。(大盛周平)

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