兵庫県尼崎市のクボタ旧神崎工場の周辺住民に健康被害が相次いだクボタショックから今年で15年になる。「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会尼崎支部」などは27日午後1~2時、同市内で小規模な催しを開き、ユーチューブで生中継する。
被害の救済と根絶がテーマ。当初は、集会を予定していたが、新型コロナウイルスの感染を懸念し、ユーチューブで発信することにした。稲村和美市長が市の石綿問題への取り組みを伝えるほか、尼崎労働者安全衛生センターが旧神崎工場周辺の被害状況を報告する。患者や家族からの訴えや、石綿問題に詳しい東京工業大学の村山武彦教授の話もある。
同センターのホームページから配信チャンネルに入れる。