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感染防止に気を配りながら、ライブ配信をするメンバー=5月17日夜、三木市志染町
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感染防止に気を配りながら、ライブ配信をするメンバー=5月17日夜、三木市志染町

 おうちで生ライブを楽しんで-。新型コロナウイルスの感染拡大で演奏の場が激減したミュージシャンを支えようと、京阪神を拠点に活動するバンド「猫の手は借りたい」が兵庫県三木市の倉庫を整えてライブ配信に取り組んでいる。新たな収入源は「振り込み投げ銭」。自宅でお酒でも飲みながら、ライブで気分が盛り上がってきたら「好きな額を振り込んで~」と呼び掛ける。(篠原拓真)

 「さあ、そろそろ始めよか~」「手拍子なんかしてくれたらうれしいわ~」

 観客のいない倉庫で「猫の手は借りたい」のボーカルでウタモモこと伊香(いが)桃子さん(35)=神戸市中央区=がマイクを握る。

 バンドメンバーとの間には感染予防のパーティション。いつもとは全く違う環境だが、曲間には軽妙なトークをはさみ、ライブ会場に負けない臨場感だ。

     ♪♪♪

 ライブ配信を企画したのは伊香さんだ。ライブハウスの相次ぐ休業でミュージシャンの苦境が続く中、「表現の場を絶やさない」と発案した。「フリーランスのミュージシャンは無観客演奏どころか、十分な環境で音楽を続けることすらできなかった」と訴える。

 4月上旬、複数のバンドが共演するライブ配信企画「ピープル・ゲット・レディ」を立ち上げた。音響会社も協力し、4月下旬、1回目の配信にこぎ着けた。

 初回は音量が不安定になってうまくいかなかったが、音の出力を調整し、カメラ機材やネット環境を整備。これまでは猫の手-の演奏か、ピアノなどの弾き語りのみだったが、今後は参加者を募る。

 「バンドメンバーには70代もいる。感染症の油断はできないので最少人数で」と、まずは2グループ限定の共演を計画する。

     ♪♪♪

 生配信は月2回程度。視聴は無料だが、ミュージシャン支援として「振り込み投げ銭」を打ち出した。収益の3分の1は三木市内の幼稚園などに寄付する予定だ。生ライブを放映中、画面の左下に振込先の銀行や口座番号を表示している。

 兵庫県でも今月1日からライブハウスの休業要請が解除された。「でも、これからはハコ(ライブハウス)と配信の両立が必要」と伊香さん。「ハコに再びお客さんを集めるためにも、配信による表現を続けたい」と力を込める。

 26日午後8~10時に5回目の生配信をする。伊香さんは「生のライブと感じてもらえれば。あとはもう突っ走っていきますよ」と張り切っている。

 問い合わせはメール(neko2taiban@gmail.com)で。配信を見られるピープル-のホームページアドレスはhttp://neko2taiban.com

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