総合 総合 sougou

  • 印刷
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT
今年の海開きが中止になった須磨海岸。互いの距離をとるように呼び掛けている=27日午後、神戸市須磨区(撮影・鈴木雅之)
拡大
今年の海開きが中止になった須磨海岸。互いの距離をとるように呼び掛けている=27日午後、神戸市須磨区(撮影・鈴木雅之)

 コロナ禍の今夏、海水浴もプール遊びも、大きく様変わりする。兵庫県内では感染防止のため海水浴場の開設が相次いで見送られ、海開きするのは昨夏の43カ所から19カ所へと、半分以下になる見込みだ。悩んだ末に開設を決めた海水浴場の関係者も「利用客が殺到しかねない」と、不安を抱えながら海開きの日を迎える。

 神戸市は5月末、関西で有数の人気を誇る須磨海水浴場の開設見送りを発表した。記録のある1982年度以降で初という。

 昨年は約24万人が訪れたが、今夏は砂浜での人混みの回避やマスク着用の徹底が難しいうえ、ライフセーバーの訓練ができていない-などを理由に決断した。シャワールームやコインロッカーも設置せず、警備員に巡回してもらう徹底ぶりだ。

 須磨など人気の海水浴場が中止される影響で、明石市の大蔵海岸や淡路島3市の15カ所も「例年より人が流入する可能性がある」として見送った。

 隣接する駐車場の閉鎖やバーベキューの禁止に踏み切った海水浴場もある。管理者の高齢化もあり、中止は24カ所に上っている。

     ■

 一方、開設するのは県北・西部が多い。6月中旬に関西一番乗りで安全祈願式をし、海開きをしたのは新温泉町の諸寄、塩谷浜海水浴場だ。

 管理する諸寄観光協会の鶴田早人会長(61)は「駐車スペースが限られており、『密』にはなりにくい」とし、「海水浴場の開設を見送ると、観光業があかんようになってしまう」と話した。

 6月下旬のぎりぎりまで開設の可否を検討し、7月11日から開設を予定しているのは、豊岡市竹野地区の海水浴場を運営する「たけの観光協会」だ。例年、竹野浜など5カ所には計30万人前後が訪れる。

 今年は例年より開設期間を短くし、宣伝も一切しない。駐車場を一部封鎖し、台数を減らす。週末やお盆の利用も避けるよう呼び掛ける。

 「例年なら『来ないで』『ほかに行って』とは絶対に言わないが、今年は駐車場が満車になれば断る」と同協会。地域の観光を守りたいという思いと、感染防止や道路の渋滞を懸念する地域の声との間で悩んできた。

 7月の海開きを前に、担当者は「閉鎖しても、人は来てしまう。しっかり警備や管理をし、安全に楽しめる準備をして開設しようとの判断に至った」と説明した。(中島摩子、阿部江利)

■大型プールは入場制限、期間短縮  検温や消毒も徹底

 大型レジャープールは、新型コロナウイルスの感染防止対策に追われている。7月18日から営業する尼崎市の「アマラーゴ」は、約千人を目安に入場制限をする予定だ。更衣室の密を避けるため、利用者には水着着用での来園を呼び掛け、入場時には名前と連絡先を記入してもらう。

 例年、ピーク時に1日5千人が訪れる神戸市東灘区の「デカパトス」も入場制限を計画中。7月11日のプール開きを前に、女子更衣室のスペースを増やしたり、検温や消毒の準備を進める。事務局の折田和行さん(60)は「クラスターが出ないよう、ピリピリし通し」。

 加東市の東条湖おもちゃ王国にある「アカプルコ」は、例年よりも営業期間を短くして7月23日にオープンし、人が密集しがちな「造波プール」では波を発生させないという。

 7月2日に開く三木市の「ネスタリゾート神戸」は3千人で入場を制限。「姫路セントラルパーク」のプールは7月下旬にオープンの予定という。

 一方、県内各地の市民プールは対応が分かれる。西宮市の樋之池プールや芦屋市の朝日ヶ丘公園水泳プールは開くが、高砂市や姫路市の市民プールは「感染拡大の危険が否定できない」として中止する。(中島摩子)

【記事特集リンク】新型コロナウイルス

総合の最新
もっと見る

天気(7月4日)

  • 26℃
  • 22℃
  • 90%

  • 27℃
  • 21℃
  • 70%

  • 25℃
  • 21℃
  • 90%

  • 26℃
  • 21℃
  • 90%

お知らせ