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自転車に乗せられる子どもの年齢を「6歳未満」から「小学校入学まで」に変更するよう求める署名サイト(画像の一部を加工しています)
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自転車に乗せられる子どもの年齢を「6歳未満」から「小学校入学まで」に変更するよう求める署名サイト(画像の一部を加工しています)

 兵庫県公安委員会は、これまで自転車に5歳児までしか同乗を認めていなかった県道交法施行細則を見直し、保育園児ら6歳園児も乗せられるように改正する。現行は同乗できるのは「6歳未満」とされ、子どもが6歳の誕生日を迎えると、保育園や幼稚園の送迎時に自転車に乗せられないという問題があった。そこで規定を「小学校の就学前」とし、実情に合わせる。改正施行は今月30日を予定している。(堀内達成)

 買い物や公園に行く場合でも、自転車に子どもを乗せて走る保護者の姿はおなじみの風景になった。専用車に限って前後に幼児2人を同乗させられる電動自転車も街中を走っている。

 改正は、誕生日で6歳になると突然、子どもを乗せられなくなった経験を持つ保護者らが要望した。県公安委員会は本年度から検討を始め、今月の会議で改定を決めた。今年に入り、大分県や長野県でも、同様に6歳園児が自転車に同乗できるよう改正されている。

 県警交通企画課によると、県道交法施行細則の7条が改正される。幼児用座席に乗せている場合などは自転車に同乗してもよいとする規定で、現在の「6歳未満」を「小学校の就学前」に改める。

 同課の担当者は改正の周知を図るとした上で「自転車が絡む事故が多発しているので、ヘルメットを着けるなどして安全に同乗してほしい」と呼び掛けている。

■オンライン署名活動、親の声届いた

 自転車の幼児用座席などに乗せられる子どもの規定が「6歳未満」から「小学校の就学前」に改正されることに、変更を望んでいた人たちは「実情を分かってもらえた」と喜んだ。

 後部に幼児2人を乗せられる「3人乗り」自転車の企画開発や販売を手がける「株式会社ふたごじてんしゃ」(尼崎市)は今年4月2日から8日間、インターネット上でアンケートを行った。総回答者219人のうち、98.6%が「6歳の誕生日以降も自転車で送迎したい」と回答した。

 同社の中原美智子社長(48)は数年前、自治体から電動自転車を借りた人の相談を受けた。「6歳の誕生日をもって返却を求められ、これからどうやって幼稚園に送迎したらいいの」と途方に暮れていた。「喜ばしい誕生日が悩みの種になるなんて」。大分県が県道交法施行細則を改正したのを知り、オンライン署名サイトで署名活動を始めた。

 子どもが幼いころ、自転車でよく出掛けたという中原さんは「自転車は自分の力でいろんなところに出掛けられる大切な交通手段」と強調。兵庫県の改正に「困っている人に気付いてくれてありがたい」と話した。(中川 恵)

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