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製造業が盛んな播磨臨海地帯。慢性的な渋滞が経済にも影響を及ぼしている(兵庫県提供)
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製造業が盛んな播磨臨海地帯。慢性的な渋滞が経済にも影響を及ぼしている(兵庫県提供)
多くの車で混雑する加古川バイパス=加古川市平岡町新在家(2013年撮影)
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多くの車で混雑する加古川バイパス=加古川市平岡町新在家(2013年撮影)
選定された播磨臨海地域道路のルート帯
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選定された播磨臨海地域道路のルート帯

 神戸市西区と兵庫県太子町間の約50キロを結ぶ「播磨臨海地域道路」のルートについて、国土交通省近畿地方整備局は29日、公表していた4案から、内陸を通り、東端の接続部分を加古川バイパス(BP)にする「内陸・加古川ルート」を選定した。事業化の時期は未定だが、今後、都市計画や環境影響調査などを進める。

 同日午前、大阪市内であった社会資本整備審議会道路分科会近畿地方小委員会で示された。

 播磨臨海地域道路は1970年に構想が浮上。兵庫県や播磨南部の市町などが約20年前から要望を続けてきた。慢性化する加古川、姫路の両BPの渋滞緩和や物流機能向上が期待されており、第二神明道路-姫路市広畑区に設定した約35キロを優先整備する。

 四つのルート案は一定の幅を持つ帯状で、内陸案と、その約1・2キロ海側に設定した沿岸案。さらに、それぞれ東の接続部を加古川BPとする加古川案と、第二神明からとする明石案があった。

 委員会では、「内陸・加古川ルート」は国道2号BPへのアクセスが良く、神戸・大阪方面への所要時間の短縮が見込まれる上、臨海部から内陸部への移動で、主要な渋滞の場所を通らなくてもよくなる点が評価された。約5900億円と4案で最も事業費が抑えられることからも、同意する意見が相次いだ。

 また、明石市の泉房穂市長は市内が含まれるルートに反対を表明。姫路市は内陸ルートを希望するなど、「内陸・加古川」が地元自治体の立場からも最も受け入れやすかったとみられる。

 一方、沿岸案に比べて大気汚染や騒音などの生活環境と自然環境への影響が懸念されることについて、同整備局は「今後の路線や構造の検討で影響を軽減させていきたい」と説明した。

 委員長の山下淳・関西学院大教授は「大きな節目を迎えたが、これから新ルートと既存の道路をどう組み合わせるのかが試される。国交省は丁寧で分かりやすい説明を続けてほしい」と話した。

 住民意見などを踏まえた「計画段階評価」の手続きはこれで終了となる。今後は、都市計画や環境影響調査などが進む。(竹本拓也)

【播磨臨海地域道路】 神戸市西区と兵庫県太子町の約50キロを結ぶ一般国道。2016年、第二神明道路-姫路市広畑区の約35キロが「当面、都市計画・環境影響評価を進める区間」に設定され、片側2車線の自動車専用道路とする整備方針が決まった。播但連絡道路とは姫路ジャンクションで接続する。周辺の渋滞緩和のため、第二神明の明石西インターチェンジには直接つながない。

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