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街のにぎわい復活の起爆剤としての期待を担う神戸新開地・喜楽館=神戸市兵庫区
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街のにぎわい復活の起爆剤としての期待を担う神戸新開地・喜楽館=神戸市兵庫区
桂文枝さん(撮影・高槗靖)
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桂文枝さん(撮影・高槗靖)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために昼席を中止している「神戸新開地・喜楽館」(神戸市兵庫区)が11日、開館2周年を迎える。同日に特別公演を企画し、名誉館長の桂文枝さんが高座に上がる。4カ月ぶりの昼席に、関係者は「再スタートと位置付け、一層市民に根付いた定席を目指す」と意気込む。(金井恒幸)

 関西では大阪の天満天神繁昌(はんじょう)亭に続く上方落語の定席。文枝さんが上方落語協会の会長時代に構想し、国や兵庫県、神戸市の助成を受けて建設された。地元のNPO法人「新開地まちづくりNPO」が運営し、昼席は同協会の寄席が毎日催されてきた。

 今年2月からはコロナ禍で客足が減少。3月3日から昼席を中止し収入が激減した。財政難を乗り切るため、5月末に市民の寄付を求める「喜楽館タニマチ」を創設。サンテレビと提携して無観客ライブ中継も実施し、しのいできた。

 かつて新開地は大衆娯楽の街だった。喜楽館が復活を担って開館すると、観光バスが立ち寄り、商店街に家族連れや若者が目立つようになった。チケット半券提示でサービスを提供する店舗は20ほどに増え、連携も進んだ。「にぎわい向上の起爆剤としての手応えは感じつつあった」と同館。

 そこへコロナ禍が襲った。寄席再開は街の念願だった。同館は「3年目は、これまで以上に市民と一体となり、街に貢献したい」と、寄席を取り入れた商店街ツアー充実など知恵を絞る。

 2周年公演は露の紫さん、桂春蝶(しゅんちょう)さん、笑福亭松喬(しょきょう)さん、桂塩鯛(しおだい)さんが前半を飾る。中入り後は露の都さん、そして文枝さんが締めくくる。文枝さんは「2年前、地元の熱いご要望とご厚志で華々しく開場できましたが、まさか4カ月の昼席中止の憂き目にあうとは夢にも思いませんでした。こんな悔しいことはありません」と残念がる。「お客さまの安全を第一に開場にこぎつけました。よろしくお願いします」とコメントした。

 午後2時開演。前売り2800円(当日3千円)。23日からは昼席を本格再開する。同館TEL078・335・7088

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