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再建途上の被災家屋を視察するひょうごボランタリープラザの高橋守雄所長(右端)=4日午前、岡山県倉敷市真備町岡田
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再建途上の被災家屋を視察するひょうごボランタリープラザの高橋守雄所長(右端)=4日午前、岡山県倉敷市真備町岡田

 2018年7月の西日本豪雨で甚大な浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区を4日、ひょうごボランタリープラザの職員3人が視察した。被災から間もなく2年。関連死を除き51人が犠牲になった地区では、多くの家屋が建て替えられたが、再建が道半ばの家屋も少なくない。仮設住宅の住民には孤独が影を落とす。職員らは「兵庫から取り組める支援を尽くしたい」と思いを新たにした。(金 旻革)

 堤防が決壊した末政川から約1キロ北の同町岡田。地元ボランティアら約10人が、被災家屋で台所の流し台を運び出していた。畳を剥いだ居間をフローリングに作り替えるため、真新しい木材をくぎ打ち機で手際良く取り付けた。

 「本当に助かります」と話すのは、家屋を管理する男性(66)。家は母親(91)が1人で暮らしていた。2年前の7月7日朝に押し寄せた水は高さ2・4メートルに達し、1階は家財も全て浸水。母親は隣の親類宅に避難して難を逃れた。

 改築を望んだが、業者に頼むには費用がかかり、時間だけが過ぎていた。男性は「ボランティアのおかげ」と感謝した。

 浸水で住宅約4600棟が全壊した同地区。民間ボランティア団体「晴れの国 たすけあいプロジェクト@真備」スタッフの山本聰之さん(65)=岡山市=は「手つかずの被災家屋は100棟はある」と語る。高齢者や障害者の家屋が目立つといい、「支援の手はまだまだ必要」と訴える。

 倉敷市内外のみなし仮設住宅や建設型仮設住宅で暮らす被災者は、今も約2800人。同市社会福祉協議会の山本知穂主任は「入居者には知り合いに悩みを言いにくい思いもある。気に掛けてくれる第三者の存在はありがたい」と話した。

 同プラザの高橋守雄所長(71)は「息の長い復興支援が必要と感じた。兵庫からのボランティアを積極的に呼び掛けたい」と語った。

   ◇   ◇

 4日の熊本、鹿児島県の浸水被害で、同プラザは7日にも兵庫県社協などと災害ボランティア支援本部を立ち上げる。近く先遣隊を派遣し、支援の在り方を検討する。高橋所長は「コロナ禍で遠方のボランティアが受け入れ可能かどうか見極めたい」と話す。

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