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 新型コロナウイルスの感染拡大で長期休校したにもかかわらず、例年と同じ出題範囲での実施が決まった来春の兵庫県公立高校一般入試。東京や大阪は範囲の縮小を決めており、教員や受験生からは「対象範囲を学び終えられるのか」と不安の声が漏れた。

 一方、一般入試よりも1カ月ほど早く行われる推薦入試や特色選抜は出題範囲を縮小する。

 「なんで去年と一緒なんやろう…」。公立高進学を希望する中学3年の女子生徒(15)=神戸市=は声を落とした。2カ月遅れで新学期が始まり、授業は駆け足で進む。「じっくり学べば受験の範囲が終わりそうにない。でも、授業の進みが速ければ理解するだけで精いっぱい」

 中3の娘がいる主婦=同市=も「娘は学校と塾の宿題でいっぱいいっぱい。受験までに息切れしないか」と心配した。

 播磨地域の中学校で英語を教える男性教諭は「推薦や特色選抜の範囲縮小ぐらいでは焼け石に水。大阪のように英文法の一部を減らすぐらいしてほしい」と指摘。丹波篠山市で学習塾を経営する高田貴美彦さんは「推薦や特色選抜は学力の高い生徒が受験する。受験者が多い一般入試にこそ配慮すべき」と疑問を口にした。

 一方、私立高校は入試時期が早いため、兵庫県教育委員会は出題範囲の縮小を求める。私立須磨学園高の堀井雅幸校長(42)は「受験生の状況を踏まえた判断だろう。切り替えて対応する」。学習塾「エディック」を展開する創造学園の小中学部責任者、木谷亮太さん(39)は「授業の進みが速く、定着度に差がつくことも予想される。きちんとバックアップしたい」と受験生を思いやった。(斉藤絵美、太中麻美、井上 駿)

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