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今シーズンの営業見送りが決まった姫路市民プール。46年の歴史に幕が下ろされる=姫路市西延末
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今シーズンの営業見送りが決まった姫路市民プール。46年の歴史に幕が下ろされる=姫路市西延末
1981年当時の姫路市民プール(ひめじ手柄山遊園管理事務所提供)
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1981年当時の姫路市民プール(ひめじ手柄山遊園管理事務所提供)

 新型コロナウイルスの影響で、兵庫県内各地の市民プールは営業の可否を巡り対応が分かれている。今シーズン限りでの閉鎖が決まっていた姫路市民プール(姫路市西延末)は、一日も営業できないまま“最後の夏”を終えることになった。一方、神戸市や明石市の公営プールは今月中旬に開場。入場制限しながら市民を受け入れる。(山本 晃、田中宏樹)

 姫路市民プールは、1974年に開業。播磨地域では最大級の公営プールとして親しまれた。「泳ぎ納め」となる今季は、例年よりも多い14万人の来場を見込んでいたが、密集、密接を避けるため苦渋の決断を余儀なくされた。

 運営する市まちづくり振興機構によると、プールは敷地が約3万6千平方メートルで、うち水面部分は約6200平方メートル。1周250メートルの流水プールやスライダーなどがあり、市内外から利用者を集めた。

 開業3年後の77年には、同じ敷地内に「ひめじ手柄山遊園」もオープンし、以降は遊園地の一部として夏場に約2カ月間営業。集客のピークは83年の26万5481人で、近年は10万人強で推移していた。

 閉鎖は1年前に正式発表された。プールが立地する今の手柄山中央公園は、66年の「姫路大博覧会」をきっかけに誕生し、スポーツ・文化施設がそろうが、老朽化したため市が一帯の再整備を計画。プールと遊園地は取り壊し、跡地に新体育館や屋内プールを建てることになった。レジャープールは規模を縮小して「付属施設」とする。

 解体は今年10月に始まる予定で、この夏が最後の営業だったが、新型コロナの第2波が懸念される中、市まちづくり振興機構は「現状では利用者の安全や健康を守れない」と判断した。

 思わぬ形の別れに、喪失感を抱く市民も多い。

 「完成時には、神戸の王子公園や西宮の甲子園プールにひけを取らない施設が姫路にできたと誇らしかった。市民なら誰もが行ったことがあるはず」とは、市水泳協会の宮内雄治理事長(71)。「(コロナ禍が)ここまで長引くとは思っていなかった。残念だが仕方がない」と声を落とす。

 一方、明石海浜公園内の明石海浜プール(明石市二見町南二見)は15日から営業を始める。感染拡大を防ぐため入場者数を平日250人、土日曜と祝日、お盆期間中は電話予約制の500人に制限する。

 神戸市灘区の市立王子スポーツセンターの王子プールは13日に開業。入場は事前予約制とし、1日250人まで受け付ける。西宮市の樋之池プールや芦屋市の朝日ケ丘公園水泳プールは今月1日から営業している。

 加古川市や高砂市の市民プールは姫路市と同様に、「感染拡大の危険が否定できない」などとして休業する。

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