将棋の木村一基王位(47)に藤井聡太七段(17)が挑戦している第61期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)の第2局は14日午前9時、札幌市のホテルエミシア札幌で再開、指し継がれた。注目された藤井の初の封じ手は「8六歩」(40手目)だった。
前日の手順が再現された後、立会人の深浦康市九段(48)が封じ手用紙の入った封筒を開封。「よろしくお願いします」と告げ、2日目の対局が始まった。
歩損を取り返す狙いの藤井の8六歩は、控室でも検討された候補手の一つ。木村の8六同歩(41手目)に同飛(42手目)と応じ、5六飛(46手目)と攻め掛かった。
深浦九段は「午前中は藤井七段が攻め、木村王位が受ける構図。徐々に(両者の)駒が接近してきて面白い展開になってきた」と話した。
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