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 兵庫県が発注した河川の治水工事で、いったん決定した入札結果を見直すよう、第三者委員会が14日までに「待った」をかけた。落札から漏れた共同企業体(JV)4者が、「入札公告の記載と異なる方法で県が落札者を決めた」と異議を申し立て。同委はこの主張を認め、規定に沿って「5者のくじ引きで決める」よう県に勧告した。同委が設置された1996年以降、申し立てが受理されるのは初めてで、異例の勧告となる。(藤井伸哉)

 工事は、西宮市の津門川の地下で、1・8キロの区間に直径4・9メートルの貯留管を整備。豪雨などの増水時には、一般的な50メートルプール(幅15メートル、深さ1・5メートル)30杯分の水をため、水位が下がった後に放水する。

 県の入札公告によると、落札者は、施工能力を示す「技術評価点」を入札価格(単位=億円)で割った「評価値」で決定。評価値は小数点第4位を四捨五入し、「評価値の最も高い者が2者以上ある場合は、くじ引きで決める」のが規定だ。

 3月下旬の入札にはJV12者が参加。落札者と、申し立てた4者は、評価値が「1・504」で並んだ=表参照。しかし、県は「技術評価点が5者とも同点ならば、最低額の入札者を選ぶのが妥当」と、くじ引きを行わず、小数点第5位を四捨五入して評価値が最高だったJVを落札者とした。

 この決定を不服とし、同点だった4者が5月下旬、学識者や弁護士らでつくる「県入札監視委員会」に苦情を申し立て。同委は7月9日付で、「入札公告に従い、くじ引きで落札者を決定すべき」と提案した。

 県は規定で「同委の提案に従うもの」とし、従わない場合は60日以内に同委に報告しなければならないとする。発注側の県西宮土木事務所は「内容を確認した上で早急に対応を決定したい」とのコメントを出した。

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