兵庫県内でバイク事故の死者数が増加傾向となっている。昨年は15人だったが、今年は6月末時点ですでに13人。例年7月はバイク事故が増えるため、兵庫県警は白バイで速度違反などの取り締まりを強化する。
7月はバイクの運転に適した季節で、死者数も増える。過去5年間の月別の死者数をみると、7月は計23人で、最も少ない3月の計3人に比べ突出している。
今年の状況について県警交通機動隊は「新型コロナウイルスの影響で交通量が減り、ついついスピードを出し過ぎてしまうことが原因かもしれない」と推測。カーブを曲がり切れず、コンクリート支柱に衝突したケースなどがあるという。
事故を食い止めようと同隊では、計53台の白バイが、出勤途中のバイクを中心に交差点付近で目を光らせるという。(堀内達成)
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