共産党兵庫県委員会は17日、県庁で会見を開き、次期衆院選の兵庫3区(神戸市須磨、垂水区)の予定候補に元神戸市議の赤田勝紀氏(52)、同11区(姫路市)に党西播地区委員の太田清幸氏(65)を選んだと発表した。
2003年の神戸市議選で初当選し、計3期務めた赤田氏は会見で「経験を生かし、少人数学級の実現や消費税の5%減税に取り組む」と抱負を語った。
太田氏はこれまで兵庫12区(旧姫路市域を除く西播磨)から衆院選に4回挑み、いずれも落選。「新型コロナで不安な国民を助ける施策を充実させる」とした。
党県委員会の村上亮三書記長は「野党連合政権を目指すため、共闘にも取り組む」と述べ、野党統一候補の擁立に向けて他党と協議する意向を明らかにした。
同党はこれまでに兵庫8、9区でも予定候補者を決めている。(初鹿野俊)