宝塚歌劇団は19日、元雪組トップで専科に所属する轟悠さんと、演出家の小池修一郎さんが18日付で理事を退任し、特別顧問に就任したと発表した。現役生の特別顧問就任は専科の松本悠里さんに次いで2人目。
轟さんは熊本県出身で、1985年に入団。97年に雪組男役トップに。2002年には組をまたいで出演する専科に配属され、翌03年に理事に就いた。昨年も月組公演「チェ・ゲバラ」で主演を務めるなど、精力的な活動を続けている。
小池さんは1977年入団。人気作「エリザベート」や「眠らない男・ナポレオン」などの演出で知られ、2014年には紫綬褒章を受章している。06年から理事を務めていた。
特別顧問は歌劇団への助言などを行う立場で、歌劇団は「(2人は)出演や演出といったこれまでの活動は変わらず続ける」としている。(大盛周平)