兵庫県太子町長選は19日投開票され、現職の服部千秋氏(60)が、元町長の北川嘉明氏(67)、元町議の新人福井輝昭氏(69)を破り再選を果たした。投票率は49・65%で、参院選、町議補選との同日選だった前回の61・00%を下回った。
選挙戦では子育て支援やまちづくりの在り方のほか、町職員の早期退職が相次ぐ現状などを踏まえ、町政刷新か継続かも焦点となった。服部氏は中学生以下の通院医療費を無償化した実績を掲げ、2期目の公約でも子育て支援部署の縦割り解消など具体的な取り組みを強調。幅広い年代層から支持を集めた。
返り咲きを狙った北川氏は、学校園の給食費無償化を打ち出し、町内へのJR新駅設置を目指すとしたが及ばなかった。福井氏は観光振興に向け、道の駅の整備などを訴えたが浸透しなかった。(直江 純)









