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まるでアメリカ西海岸!?=神戸市須磨区、須磨海浜公園(神戸観光局提供)
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まるでアメリカ西海岸!?=神戸市須磨区、須磨海浜公園(神戸観光局提供)
まるでニューヨーク5番街!?=神戸市中央区、旧居留地のビル群(神戸観光局提供)
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まるでニューヨーク5番街!?=神戸市中央区、旧居留地のビル群(神戸観光局提供)
まるでオランダ!? 神戸フルーツ・フラワーパーク=神戸市北区(神戸観光局提供)
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まるでオランダ!? 神戸フルーツ・フラワーパーク=神戸市北区(神戸観光局提供)
まるでイタリア!? =神戸市中央区、大丸神戸店のカフェ(神戸観光局提供)
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まるでイタリア!? =神戸市中央区、大丸神戸店のカフェ(神戸観光局提供)
まるでアビーロード!?=神戸市中央区、北野坂(神戸観光局提供)
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まるでアビーロード!?=神戸市中央区、北野坂(神戸観光局提供)

 旧居留地はイタリア、六甲山はスイス-。新型コロナウイルスによる渡航制限が続く中、神戸観光局がウェブサイト「神戸で海外旅行」を立ち上げた。「まるでオランダ!?」「まるで中東!?」など海外を連想させる市内40カ所を紹介。同観光局は「あなたの『まるでスポット』を教えて」と投稿を呼び掛けている。

 近年はインバウンド(訪日外国人客)の増加が注目されるが、日本から海外旅行に行く人も多く、日本政府観光局によると、昨年1年間で約2千万人が海外へ出国した。しかし今年は一変。4月は3915人(前年同月比99・8%減)、5月は5500人(同99・6%減)と激減している。

 「海外旅行をあきらめた人たちに、神戸で世界を旅する気分を味わってもらおう」

 サイトの構想を練ったのは、神戸観光局の若手職員ら4人。会員制交流サイト(SNS)の情報も参考にしながら、12の国・地域を思わせる場所を選んだ。

 大丸神戸店(中央区)のカフェは「テラス席から旧居留地を眺めながらのカフェタイムはミラノのバールそのもの」と紹介し、六甲山牧場(灘区)は「スイスアルプスの高山リゾートのよう」。異国情緒あふれる神戸の街の面目躍如だ。

 クラシカルな車体の「シティループバス」は、ロンドンバスと比較。ベルサイユ宮殿の庭園をモチーフに造成された須磨離宮公園(須磨区)や、ペルーのマチュピチュ遺跡に例えられる旧摩耶観光ホテル(灘区)なども登場する。

 北野坂(中央区)はちょっと変わり種。横断歩道や街路樹の景観が、ビートルズのアルバムジャケットで知られる「アビーロード」(イギリス)に似ているとSNSで話題という。同観光局の寺谷渉企画・情報発信担当課長(33)は「海外に行けない今だからこその企画。遊び心で楽しんでもらえれば」と話す。

 さらに掲載スポットを増やそうと、同観光局はインスタグラムで、海外を思わせるような神戸の写真を募集している。「#神戸で海外旅行」のハッシュタグを付けて写真を投稿した人の中から、抽選で500人に市内40施設で使える観光クーポン(1500円相当)を贈る。投稿は9月8日まで。(長谷部崇)

 

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