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市が新たな里山の保全や活用を目指す多井畑西地区=神戸市提供
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市が新たな里山の保全や活用を目指す多井畑西地区=神戸市提供

 神戸市は29日、須磨区と垂水区にまたがる多井畑西地区(約72ヘクタール)のうち、都市再生機構(UR)が所有する約29ヘクタールを無償で譲り受けたと発表した。市は住宅地に近い一帯を、体験農園やハイキングコース、ビオトープなどを備えた「都市型里山」のモデル地区として整備する方針。過密を避けるコロナ禍の中、里山が身近な生活を街の魅力強化につなげたいという。

 同地区は、URのほか約90人の地権者らが所有。主に市街化区域で、一部は田畑として利用している。住宅地に囲まれており、南部では都市計画道路「須磨多聞線」の整備も計画されている。

 市によると、URは住宅・都市整備公団時代の1994年、団地開発のため用地を買収したが、民間の住宅供給が進むなどしたため、事業が中止となった。2006年には民間事業者と土地譲渡契約を結んだ。商業施設の建設計画が持ち上がったが、市が用途変更の必要な大規模開発を認めなかったため、今年3月に契約を解除。地元の意向も踏まえ、市に無償譲渡することにしたという。

 譲渡を受けた市は開発用地にはせず、自然環境を生かした住環境づくりを進める。農地は維持し、耕作放棄地を体験農園やハイキングコースになどにして、住民が自然と触れ合える場を提供。ため池や小川などもあり、希少な動植物の保全活動や竹林管理などにも取り組む方針。今後、こうした土地の活用方法について、他の地権者らとの話し合いも進める。

 久元喜造市長は29日の定例会見で「(新型コロナウイルス感染症の)感染拡大期には、豊かな自然環境の中で体を動かしたり、のびのびとした活動をしたりすることも一つの選択肢。“ウィズコロナ”の時代にふさわしい里山再生の場にしたい」と話した。(石沢菜々子)

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