兵庫県尼崎市と同市教育委員会は３０日、大庄北中学校の５０代男性校長や市立小学校に通う１０歳未満の女子児童など男女計１０人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症といい、市教委は大庄北中学校と市立小学校を３１日まで臨時休校とした。

　市によると、男性校長は２７日に感染が発表された６０代女性職員の濃厚接触者。校長は無症状で、勤務中は常時マスクを着用していたことなどから同校での濃厚接触者はいないという。業務は当面、教頭が代理を務める。同校は、２７日に加えて３０日にも校内の必要箇所で消毒を実施した。

　一方、女子児童も無症状。利用する学童保育の関係者や同校の教員計４人が濃厚接触者とされたため、今後ＰＣＲ検査を進める。女子児童は２８日に感染発表があった２０代アルバイト女性の濃厚接触者４人のうち１人。他の３人も３０日に感染が発表されている。同市と同市教委は、小学校名を明らかにしていない。

　また、伊丹市と大阪府の学校に通う１０～２０代の女性２人は、発熱などの症状から医療機関を受診し、２９日に陽性が確定した。感染経路は不明という。

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