総合 総合 sougou

  • 印刷
残り任期1年の抱負を語る兵庫県の井戸敏三知事=兵庫県庁(撮影・斎藤雅志)
拡大
残り任期1年の抱負を語る兵庫県の井戸敏三知事=兵庫県庁(撮影・斎藤雅志)

 兵庫県の井戸敏三知事(74)は、5期目の任期が8月1日で残り1年となるのに合わせ、神戸新聞社のインタビューに応じた。収束の見通しが立たない新型コロナウイルスの影響を受け、来年度の大幅な税収減に強い危機感を示す一方、県庁舎再整備などの大型事業を着実に進める方針を示した。

 -コロナ感染が再拡大する中で今後の対応は。

 「クラスター(感染者集団)が発生した地域などに絞った休業要請は効果的。ただし協力金を払うことが前提になっているため、慎重にならざるを得ない。(一律ではなく)業種や営業時間などを絞った制限があり得る」

 「(警戒レベルが)最高の『拡大期2』の目前だ。移動や外出制限、運用する病床数など検討をする必要がある」

 -税収減が予想される。

 「本年度より2021年度が厳しい。税収が減った分を全て(国から)地方交付税で穴埋めしてもらえるわけではない。数百億円規模の税収減なら当初予算が組めない。原則禁止されている赤字地方債の発行などを国に訴えたい」

 -阪神・淡路大震災の借金返済にめどが立った直後のコロナ禍となった。

 「行財政改革で、財政再建の道筋が見えてきた時期だけにつらい。ただし、検討中の県庁舎の再整備や大規模アリーナ整備は、先延ばしが必要かもしれないが計画自体は取りやめない」

 -残り1年の任期中に重点的に取り組むことは。

 「国土強靱(きょうじん)化や防災・減災(などの公共事業)で総需要を増やす。雇用問題が心配で、リーマン・ショック時のような特別な緊急雇用対策が必要だ。次世代につなげる情報基盤整備も大切になる」

 「財政の制約からできなかった高速道路の未完成区間の整備、武庫川の総合治水なども進めたい。高齢者が安心して暮らせる在宅介護も不十分。1年で解決できなくとも方向付けができるよう取り組む」

 -来年夏の知事選に向けては。

 「残り1年は兵庫の将来像を明確にする重要な時期。課題に全力を尽くすだけだ」(聞き手・井関 徹、藤井伸哉)

【いど・としぞう】1945年、兵庫県新宮町(現たつの市)生まれ。東大法学部を卒業後、自治省(現総務省)入り。96年、自治省大臣官房審議官から兵庫県副知事に就任。2001年7月の知事選で初当選した。

総合の最新
もっと見る

天気(8月13日)

  • 33℃
  • 28℃
  • 30%

  • 34℃
  • 25℃
  • 30%

  • 34℃
  • 28℃
  • 20%

  • 35℃
  • 27℃
  • 40%

お知らせ