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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 来年夏に予定される兵庫県知事選を巡り、井戸敏三知事(74)は去就を明らかにしていないが、多選批判を受けながら5選を目指した前回知事選と違い、年齢などを理由に任期満了での退任を周囲にほのめかしているとされる。「後継の有力候補」とした金沢和夫副知事(64)も徐々に選挙につながる動きを見せている。ただコロナ禍で、地域経済の回復など県政課題が山積する中、県議会の知事与党も選挙方針は定まっておらず、行方は見通せない。

 井戸氏は3年前、兵庫県政史上で最多の5選を果たし、2代前の坂井時忠氏(知事在任16年)を抜いて最長在任記録を更新した。

 後継の有力候補とされる金沢氏は、井戸氏と同じ総務省(旧自治省)出身。2010年4月から副知事を務めている。

 金沢氏は現在、30年後のあるべき県政の将来像を描く新たなビジョンづくりを担当。総合計画に代わる県政の重要な指針で、7月に入ってコロナ対応の合間を縫い、県内各地で住民と意見交換を始めた。策定は21年度中で、最終的に改選後の知事に委ねられる。

 その動きは、かつての井戸氏と重なる。現行のビジョンは、当時副知事だった井戸氏が担当。意見交換で県内を巡った直後の01年7月、故貝原俊民前知事の早期退任に伴う知事選で後継候補となり、初当選した。

 一方、井戸県政を支える県議会最大会派の自民は、8月にも知事選対応を決める検証組織を設ける方針。昨年末以降、金沢氏を推す方向に傾いていたが、ここに来て変化が生じている。

 背景にあるのが維新の存在だ。日本維新の会副代表の吉村洋文・大阪府知事(45)がコロナ対応で評判を上げたのを追い風に、兵庫のトップを狙ってくることを警戒。情勢変化を踏まえ、自民会派は白紙から知事選方針を検討するとみられている。(井関 徹)

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