兵庫県内では2日、男女60人の新型コロナウイルス感染が確認された。県によると、加古川市選出の掘井健智県議(53)=維新の会=が含まれている。1日当たりの感染者数として7月31日の62人に次いで2番目に多く、県内の累計は1312人になった。
発表自治体別では、神戸市=9人▽姫路市=6人▽尼崎市=12人▽西宮市=12人▽県所管分=21人。県所管分の居住地は、芦屋市=9人▽加古川市=4人▽伊丹市=1人▽宝塚市=1人▽三田市=1人▽伊丹健康福祉事務所管内(伊丹市、川西市、猪名川町)=4人▽加古川健康福祉事務所管内(明石市を除く東播2市2町)=1人。
年代別は、10歳未満=3人▽10代=7人▽20代=18人▽30代=6人▽40代=5人▽50代=6人▽60代=7人▽70代=7人▽80代=1人。
県や県議会によると、掘井県議は7月29日に軽いせきが出て、31日夜に発熱。現在、症状はないという。7月27日には臨時議会本会議に出席。議員控室で同僚議員と共に昼食をとったとみられるが、今のところ他の県議から体調不良の訴えはないという。掘井氏の妻の40代女性も感染が判明した。
県所管分の10歳未満の男児1人は、芦屋市教育委員会が同市立小の児童と発表した。無症状で、7月30日以降は登校していない。
西宮市の感染者のうち半数の6人は、先に感染が判明していた人と同居。二つの家庭内での感染とみられる。姫路市の10歳未満の女児1人と50~60代の男女2人も、感染が分かっていた20代女性の同居者や親族。
また神戸市が1日に感染を発表した40代男性は、市環境局兵庫事業所(同市兵庫区)の職員と分かった。
尼崎市は、1日に大阪府が発表していた20代男性が、同市消防局の東消防署常光寺出張所に所属する消防隊員と発表した。(まとめ・井川朋宏)
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