淡路島(兵庫県)の“東海岸”で、大阪湾に向かって立つ白亜の巨大な像。その足元にある「アメリカ」の看板。真夏の青空を背景に、印象的な対比がまぶしい。
巨像は、高さ約100メートルの「世界平和大観音像」(淡路市釜口)。1982年に建てられたが2006年以降は閉鎖され、今年3月に国の所有となった。22年度までに解体されることが決まっている。
観音像に隣接する飲食店「アメリカ」は、観音像完成に合わせて開店。現在も営業中だ。かつては多くの参拝客が立ち寄った。店主の庄司功さん(70)は「少し寂しい気もするが、周囲に被害が及ばないよう、観音像を解体してもらえると安心できる」と話している。(斎藤雅志)









