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移転が決まったセンターの歴史を振り返る飛田雄一理事長=神戸市灘区山田町3
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移転が決まったセンターの歴史を振り返る飛田雄一理事長=神戸市灘区山田町3

 留学生支援など市民活動を続ける神戸市灘区の財団法人「神戸学生青年センター」が、2020年度末に移転する。開設から約50年たち、老朽化による建て替えが理由で、阪急六甲駅北の現在地から近くの建物2カ所に分かれて再スタートする予定。飛田(ひだ)雄一理事長(70)は「慣れ親しんだ場所を離れるのは寂しいが、今までと変わらず支援を続けたい」と話す。(谷川直生)

 同センターは1955年、米国の南長老教会がつくった「六甲キリスト教学生センター」が前身。72年に、灘区山田町3に8階建てマンションを建設し、1階をセンターとして活用してきた。

 95年の阪神・淡路大震災で、被災した留学生を支えるために寄付金を元手に基金を創設。98年からは毎年古本市を開き、収益金を支援に充てている。

 震災にも耐えた建物だが、築後約50年が経過した。区分所有者らから建て替えを求める声が上がり、センター側も将来予想される南海トラフ巨大地震などを考慮して、建て替えに同意したという。

 移転先は、現在地から約100メートル南の同区宮山町3のビル。さらにもう1カ所、近くで検討中という。センター事務所のほか、会議室やホール、スタジオの貸しスペースなどを構え、古本市も規模を縮小して継続する。現在行っている宿泊業は、部屋の確保が難しいため終了するという。

 当初は2021年1月に移転再開する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でずれ込んだ。飛田さんは神戸大学の学生だった1972年から、センターの活動に携わってきた。「新型コロナの影響で思うように進んでいないが、活力ある学生たちが集まる場所をもう一度つくりたい」と話す。

 同センターでは31日まで、古本市を開催中。今年は約6万冊が集まり、文庫や新書などは100円、単行本は300円で販売している。

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