兵庫県は8日、新たに55人の新型コロナウイルス感染を発表した。20人以上の新規感染者が判明するのは12日連続。神戸市では、放課後等デイサービス施設を利用する10歳未満の男児4人を含む23人の感染が確認され、1日当たりの感染数は過去最多に並んだ。県内の累計感染者は1588人となった。
この他の発表自治体別では、姫路市=2人▽尼崎市=10人▽西宮市=6人▽県所管分=14人。県所管と神戸市を含め、いずれも軽症か無症状という。
年代では、20代が最多の16人。10歳未満はデイサービス利用者の4人で、10代は同じデイを利用する1人を含む2人だった。他は30代=5人▽40代=10人▽50代=8人▽60代=6人▽70代=4人。
このうち、伊丹健康福祉事務所(伊丹市、川西市、猪名川町)に住む30代の自営業男性は、感染歴がある人と大阪市内の飲食店で会食したという。
この日の感染者数について、井戸敏三知事は「減りませんね、本当に。感染源はきっと大阪だろう。そこでかかった人が家庭や職場、会食で2次感染させている」と指摘。「『感染経路が分からない』というのは逃げ口上で、大抵は飲食や夜の街に結び付く。陽性者の周辺をPCR検査して抑え込んでいくことが基本」と強調した。(まとめ・佐藤健介)
【記事特集リンク】新型コロナウイルス
