兵庫県立加古川医療センター(加古川市)は14日、新型コロナウイルス患者の入院病棟に勤務する20代の男性看護師が同ウイルスに感染したと発表した。
同センターは県内の感染症拠点病院の一つで、同センターで勤務する医療従事者の感染確認は初めて。濃厚接触者はおらず、男性看護師は一般病棟には出入りしていなかったという。同じ病棟で働いた看護師約20人はPCR検査で全員が陰性だったといい、通常通りの入院、外来診療を続ける。
男性は2交代制の夜勤を担当。今月10日朝に帰宅して以降は出勤していない。12日に喉の痛みを感じ、13日に38・2度の熱があったためPCR検査を受けた結果、陽性が確定した。症状は軽く、現在は加古川市内の別の医療機関に入院している。
男性は症状が出る1週間前から入院するまで、同センター以外への外出はなかったという。(竹本拓也)
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