お盆休み終盤の15日、新幹線や空の便、高速道路は例年のようなUターンラッシュとならなかった。新型コロナウイルスの感染拡大で、遠方への帰省や旅行を控える動きが広がったためで、16日も状況に大きく変化はない見通しだ。
JR西日本によると、山陽新幹線の利用も低調だった。博多発東京行きのぞみの自由席乗車率は、午前8時ごろの岡山駅発車時で30%、午後3時ごろの同駅発車時で40%だった。
比較的利用が多いとみられた高速道路も同様。日本道路交通情報センターによると、兵庫県内では夕方、中国自動車道上り宝塚西トンネルや、阪神高速3号神戸線東行きで各10キロ前後の渋滞が起きたが、例年のような激しい混雑はなかった。